久保田実生からのお知らせ。
9月議会 終了。
9月議会では、前年度決算の認定を行います。
議員になって11回目の決算認定です。
今回の決算認定では、議案の上程時に質問をしました。
「提出書類の中に『主要な施策の成果を説明する書類』はありますか?」と。
「主要な施策の成果を説明する書類」とは、地方自治法第233条第5項で定められている書類です。
(決算)
第233条 会計管理者は、毎会計年度、政令の定めるところにより、決算を調製し、出納の閉鎖後三箇月以内に、証書類その他政令で定める書類とあわせて、普通地方公共団体の長に提出しなければならない。
2 普通地方公共団体の長は、決算及び前項の書類を監査委員の審査に付さなければならない。
3 普通地方公共団体の長は、前項の規定により監査委員の審査に付した決算を監査委員の意見を付けて次の通常予算を議する会議までに議会の認定に付さなければならない。
4 前項の規定による意見の決定は、監査委員の合議によるものとする。
5 普通地方公共団体の長は、第三項の規定により決算を議会の認定に付するに当たつては、当該決算に係る会計年度における主要な施策の成果を説明する書類その他政令で定める書類を併せて提出しなければならない。
6 普通地方公共団体の長は、第三項の規定により議会の認定に付した決算の要領を住民に公表しなければならない。
町長の答弁は「『決算説明書』がそれである」とのこと。
「ない」とは答えられないので、仕方のない答弁かも知れません。
しかも、形式は自由なので、それだと言われれば、それまでかも知れません。
でも、「決算説明書」をどう読んでも、「主要な施策の成果を説明する書類」とは読めません。
昨年の9月議会でも「主要な施策の成果を説明する書類」には触れたので、変化を期待していたのですが。。。
ただ、これまでの議会でも従来の提出書類のもとで前年度決算の認定を行ってきました。
その意味においては、議会として「主要な施策の成果を説明する書類」をどのように捉えてきたかというのも問題になります。
私自身も昨年の研修に行くまでは、「主要な施策の成果を説明する書類」が法で定められたものだとは把握できていませんでした。
自分の不勉強を恥じるところです。
これまでのことがどうかは問題になりますが、これからどうするかがもっと大事です。
そういう意味でも、今回の議会で「主要な施策の成果を説明する書類」の所在を確認し、決算審査の指摘事項では議会として次のような事項を盛り込みました。
「主要な施策の成果を説明する書類」を明示した上で、決算書類と一緒に提出するように求める。
これで来年度の9月議会には、認定議案として決算書類と一緒に「主要な施策の成果を説明する書類」が提出されるものと思います。
これ、単純に 地方自治法で定められている書類をつくりましょう というだけでなく、行政が実施した施策がどのような成果となったのか自分たちで評価をしましょう という意味があります。
「主要な施策の成果を説明する書類」なのですから、どのような成果になったのか、評価が必要なのです。
昨年 参加した研修で学んだことです。
◆ 市町村議会議員研修[3日間コース]:自治体決算の基本と実践~行政評価を活用した決算審査~(全国市町村国際文化研修所 JIAM)
議会が行う決算審査では、町長(執行部)が評価したものを、議会は議会としてどう評価するのか。
その上で、現行予算、来年度予算にどう反映させるのか、そんなサイクルをつくっていかなければなりません。
ともすると「使ったお金のことやき、今さら何言うてもいっしょ!」なんて声もないわけではないですが、それでは変えられるものも変わりません。
町のお金が何にどれくら使われ、それがどういう成果をもたらしたのか、それを見極めるのが本来の決算です。
◆ 平成28年度 議会による行政評価を実施します(飯田市議会)
先進地として注目されている飯田市議会では、議会が評価を実施しています。
もちろん、市長(執行部)が作成した行政評価(事務事業評価)が確立されているからできることでもあります。
添田町でも行政評価の制度を確立させ、その行政評価を決算審査時の「主要な施策の成果を説明する書類」として活用できるようにできればと思います。
そんなこんなを考えながら2年前ぐらいから一般質問でも取りあげていますが、飯田市のようになるには、まだまだ根気強く提案し続けていかなければなりません。
熊本・大分地震。
なかなか慣れない地震に、改めて日頃からの防災意識を痛感した日々です。
熊本・大分では大きな被害も発生し、様々なサポートがなされています。
福岡市の取組みは迅速で注目を集めましたね(WITH THE KYUSHU プロジェクト)。
こうした取り組みがFacebookやツイッターなどのSNSで拡散されて、情報が一挙に広まったと思います。
また、現地からの情報もSNSによって刻々と入ってきました。
震災のときなどは、SNSが一定の役割を果たすようになったと実感します。
添田町でも、「安全・安心情報」のFacebookとツイッターを活用していますので、
フォローや登録をしておいていただければと思います。
地震への支援ですが、添田町でも取組みを実施しています。
◆ 平成28年熊本地震における被災者への支援物資の受付について
◆ 平成28年熊本地震災害義援金について(5月31日まで)
あと、山小屋ラーメンさん、近隣の自治体とも一緒に取り組みをしています。
◆ 被災者に温かいラーメンを 「山小屋」、熊本へ(cache)
私の友人のとーるさん(四万十塾)が熊本入りして、支援活動を行っています。
これまでの震災でも現地に入り、支援活動をやってきた実績のある方です。
少しでもお手伝いになればと、私はその活動を支援しています。支援は一般社団法人 OPEN JAPANへの支援となります。
今だと KEEN(キーン)の協力で、自分が寄付した額と同額がKEENから寄付されます。こういう取り組みを「マッチング・ペイ」というんだそうです。
◆ 熊本地震:緊急支援活動への寄付ご協力のお願い ~ KEENが同額を寄付(KEEN BLOG)
同じ寄付でも、倍額になるってすごいですよね!!
このような取り組みが進んでいることに感動です。
KEENの靴でも買おうかなという気になりますしね( ^ω^ )
私がOPEN JAPANに送金したのは 支援金ですが、添田町が募集して送金するのは義援金です。
支援金と義援金、違いを理解すると、お金の使われ方を意識するからいいかもですね。
私が参考にしたサイトです。
◆ 支援金と義援金の違い(日本財団)
◆ 寄付金や義援金はどう使われるのか(【東日本大震災】寄附金・義援金まとめサイト)
石川一雄さん。
「いしかわかずお」という名前、忘れずに覚えてました。
添田町の人権講演会で、狭山事件の映画上映会を開催するビラをもらい、久しぶりに狭山事件がどうなっているのか、石川さんがどうなっているのかに関心が向きました。
再審請求しているけど、なかなか上手くいっていないというのは何となく知っていたけど。
2月7日(土)、オークホールに行き、「狭山問題を考える映画と交流のつどい」に参加してきました。
映画は、石川さんの現在を描くドキュメンタリー映画でした。
『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』
石川さんが結婚をされていて、早智子さんとの間合いというか雰囲気がとてもよかったです。
ちょっとした驚きでした。
当日のオークホールには、石川さん夫妻がいらっしゃっていました。
生の石川さんはもちろん初めてです。
帰りには、来場者と握手をされていました。もちろん私も、石川さん、早智子さんと握手をさせていただきました。
逮捕されたのが1963年ですから、52年ですきねー。
長い長い時間です。
今年になってやっと全証拠リストの開示もされました。
再審に向け動き出した感じはありますが、一日も早い無罪判決が出ればと思います。
そんな土曜日を過ごしていると、日曜日(2月8日)のムーブでは『狭山事件、ある弁護士の闘い』(RKB)が放送されました。
弁護士にスポット当てた番組でした。
こちらも考えさせられる内容でした。
忘れないこと、関心を持ち続けることの大切さを改めて感じました。

討論に時間制限!?
議会中継のシステム不良により、録画中継をご覧いただけない状況です。
それなりに時間が経過しているので、早い復旧を望みます。
News23を見ていたら、渋谷区議会のことが報じられていました。
ニュースの中にも出てくる、笹本さん(渋谷区議)とは、8月にあった日本税制改革協議会の研修で一緒になりました。
その後、フェイスブック(Facebook)でも友達になり、渋谷区議会の動きは知っておりましたが、こうしてニュースになると反響も大きいでしょうね。
◆討論「1年で20分のみ」 時間制限課す渋谷区議会(TBS News)
一度決めたことを変えるのは何かとあろうかと思いますが、決定そのものがどうなのか、考えなおすきっけかになればいいですね。
議員の仕事とは何なのか、ちゃんと仕事ができるようにしとかんと、渋谷区民にツケが回ると思いますけどね。
ちなみに、添田町議会では時間制限は特にありませんが、討論自体を歓迎しない空気があるので、何とも言い難いです。
そういう空気感を変えていくことが大事だと思っています。
◆揺れる地方議会 いま何が起きているのか(「クローズアップ現代」)(cache)
クローズアップ現代、再放送の時間で見ようと思いながら、見逃してしまいました。
地方議会、議会議員に注目が集まっているからこそ、大事な時期ですね。
隣りの川崎町の動向も気になるところです。
そんなときだからこそ、10月13日に行われるイベント、多くの方にご参加いただければと思います。
News23(VTR)に出ていた、廣瀬先生の講演もあります。
☆市民と議員の条例づくり交流会議in九州 2014
申し込みはWebで受け付けていますが、私へ言っていただければこちらで行います。
【ご案内】市民と議員の条例づくり交流会議in九州 2014。
九州では3回目の開催となる、市民と議員の条例づくり交流会議in九州 2014です。
内容は。。。
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市民と議員の条例づくり交流会議in九州 2014
市民と議員と議会のもやいなおし
見てるか?議会
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◯プログラム
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基調講演「自治体議会改革のこれまでとこれから」
廣瀬克哉 法政大学教授
実践報告
1)市民からのもやいなおし…『志免町志民大学』
森内 平(福岡県志免町志民大学実行委員長)
2)議員からのもやいなおし…『糸島市民カフェ』『どこでも議員』
高橋徹郎(福岡県糸島市議会議員)
3)議会からのもやいなおし…『議員と語ろう議会報告会』
林 威範(福岡県大刀洗町議会議員)
コメンテーター
中尾 修(東京財団研究員)
実践ワークショップ
「体験しよう!議論の場づくり~見る、見られる、見えてくる~」
ファシリテーター
加留部貴行(九州大学大学院統合新領学府特任准教授、日本ファシリテーション協会フェロー)
山口 覚(NPO法人地域交流センター理事)
全体まとめ(終了後、交流会)
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◯開催概要
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日 時:2014年10月13日(月・祝)13:00〜18:00(受付開始12:30〜)
会 場:パピヨン24 ガスホール(福岡市博多区千代1-17-1)
参加費:【議員】4,000円、【市民】1,000円、【学生】無料
※交流会参加の方は、別途参加費 3,000円(予定)をいただきます。
☆詳細・お申込みはこちら↓↓
http://jkyushu.com/
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地方議会があれこれ言われている今だからこそ、
是非ともご参加いただきたいイベントです。
添田町議会も議会のあり方を考える特別委員会を設置して、議会のあれこれを検討してきたのですから、皆さんで参加といきたいものです。
あり方委員会でも、4年前のDVDを鑑賞したりもしました。
廣瀬先生を呼ぼうなんて話もしていたのですから、こんな機会は逃す手はない!!
添田からの参加者がひとりでも増えればと思います。